「床の物を拾おうとして腰が痛くなった」
「椅子から立ち上がった瞬間に腰がズキッとした」
「顔を洗おうと前かがみになったら動けなくなった」
「靴下を履く動作がつらい」
「ぎっくり腰を何度も繰り返している」
このような急な腰の痛みでお悩みではありませんか?
ぎっくり腰は、重い物を持った時だけに起こると思われがちです。
しかし実際には、前かがみ、立ち上がり、寝返り、くしゃみ、洗顔、靴下を履く動作など、日常の何気ない動きで起こることも多くあります。
突然痛くなったように感じても、その前から腰に負担がたまり、限界を超えたタイミングで強い痛みとして出ている場合があります。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰とは、急に腰へ強い痛みが出て、動くことが難しくなる状態です。
正式には急性腰痛と呼ばれることもあります。
症状として多いのは、
・腰が痛くて伸ばせない
・立つ、座る動作がつらい
・前かがみになれない
・寝返りや起き上がりが痛い
・靴下やズボンを履くのがつらい
・腰が抜けそうで歩くのが怖い
などです。
痛みの強さには個人差がありますが、軽い場合は数日で動きやすくなることもあります。
ただし、ぎっくり腰を繰り返している方は、腰に負担が集まりやすい体の使い方が残っている可能性があります。
なぜ前かがみでぎっくり腰が起こるのか?
前かがみの動作は、日常生活の中でとても多く使われています。
たとえば、
・顔を洗う
・靴下を履く
・床の物を拾う
・荷物を持ち上げる
・掃除機をかける
・長時間デスクワークをする
などです。
本来、前かがみになる時は腰だけで曲がるのではなく、股関節・骨盤・背中が一緒に動いて負担を分散します。
しかし、股関節が硬い、骨盤が動きにくい、背中が丸まりやすい状態では、腰だけを大きく曲げる動きになりやすくなります。
その結果、
長時間座る
↓
股関節やお尻が硬くなる
↓
骨盤が動きにくくなる
↓
前かがみで腰だけに負担がかかる
↓
限界を超えてぎっくり腰につながる
という流れが起こることがあります。
つまり、痛みは腰に出ていても、原因は股関節・骨盤・背中の硬さに隠れている場合があります。
ぎっくり腰直後に注意したいこと
ぎっくり腰になった直後は、焦って無理に動かさないことが大切です。
早く治したいと思って、腰を強く伸ばしたり、痛い方向に動かしたり、自己流でストレッチをしたりすると、かえって痛みが強くなることがあります。
特に、
・痛い方向に無理に動かす
・腰を強く揉む
・腰を反らして伸ばす
・痛みを我慢してストレッチする
・長時間お風呂で温めすぎる
・無理をして普段通り仕事をする
このような行動は注意が必要です。
まずは痛みが出にくい姿勢を探し、腰に強い刺激を入れすぎないようにしましょう。
完全に寝たきりになる必要はありませんが、痛みが強くなる動きは避けることが大切です。
病院や一般的な対処
病院では、湿布や痛み止め、筋肉をゆるめる薬、必要に応じて画像検査などが行われることがあります。
整骨院や整体院では、電気治療、温熱療法、マッサージなどが行われることもあります。
もちろん、それで痛みが落ち着く方もいます。
しかし、
「ぎっくり腰を何度も繰り返す」
「痛みが落ち着いても腰に不安が残る」
「前かがみになるのが怖い」
「腰だけでなくお尻や股関節も硬い」
「デスクワーク後に腰が固まりやすい」
という方は、痛みが出ている腰だけでなく、ぎっくり腰を起こしやすい体の使い方を見直すことが大切です。
当院の考え方
当院ではぎっくり腰に対して、痛みが出ている腰だけを見るのではなく、なぜ腰に負担が集中したのかを確認します。
特に、
・痛みが出る動作
・骨盤の傾き
・股関節の硬さ
・お尻や太ももの緊張
・背中の丸まり
・体幹の使い方
・前かがみ動作のクセ
・立ち上がりや歩き方
を見ながら、腰だけに負担が集中しにくい状態を目指します。
痛みが強い時期は、無理に強い刺激を入れすぎず、状態に合わせて施術を行います。
痛みが落ち着いてきたら、股関節・骨盤・背中まで含めて整え、再発しにくい体づくりにつなげていきます。
今日からできるぎっくり腰セルフケア
痛みが強い時は無理をしないでください。
1 楽な姿勢で休む
横向きで膝を軽く曲げる、仰向けで膝の下にクッションを入れるなど、腰が楽な姿勢を探しましょう。
2 起き上がりは横向きから
仰向けから一気に起き上がると腰に負担がかかります。
一度横向きになり、腕で体を支えながらゆっくり起き上がりましょう。
3 前かがみは膝と股関節を使う
床の物を拾う時や靴下を履く時は、腰だけを丸めず、膝や股関節も使いましょう。
受診の目安
足のしびれや脱力が強い、つま先が上がりにくい、排尿・排便の異常がある、発熱を伴う、転倒や事故の後から痛い、安静にしていても激痛が続く場合は、医療機関での評価をおすすめします。
まとめ
ぎっくり腰は、突然起こったように感じても、日頃の姿勢や疲労、股関節の硬さ、骨盤や背中の動きの悪さが積み重なって起こることがあります。
前かがみや立ち上がりで腰に痛みが出る方は、腰だけでなく股関節・骨盤・背中まで含めて見直すことが大切です。
急な腰の痛みや、繰り返すぎっくり腰でお悩みの方は、一度体全体のバランスを確認してみませんか?
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