ぎっくり腰直後にやってはいけないこと

「急に腰に激痛が走った」
「立ち上がるのが怖い」
「寝返りだけでもつらい」
「靴下を履く、顔を洗う動作ができない」
「少し動いただけで腰が抜けそうになる」

このような急な腰の痛みは、ぎっくり腰でよく見られます。

ぎっくり腰になると、早く良くしたい気持ちから、無理に伸ばしたり、強く揉んだり、長風呂で温めたりしてしまう方がいます。
しかし痛みが強い初期に間違った対処をすると、かえって痛みが長引くことがあります。

結論から言うと、ぎっくり腰直後は「無理に治そうとする」より、痛みを悪化させないことが大切です。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は、腰まわりの筋肉・関節・靭帯などに急な負担がかかり、強い痛みが出る状態です。
医学的には急性腰痛と呼ばれることもあります。

症状としては、

・前かがみができない
・立つ、座る、寝返りがつらい
・腰が伸びない
・歩くのが不安
・痛みで体に力が入る

などがあります。

軽い場合は数日から1週間ほどで落ち着くこともありますが、初期対応を間違えると痛みが強くなったり、再発しやすくなることがあります。

ぎっくり腰直後のNG行動

1 強いストレッチをする

「固まっているから伸ばした方がいい」と思って、前屈や腰をひねるストレッチをする方がいます。
しかし痛みが強い時期に無理に伸ばすと、炎症っぽい痛みが増えることがあります。

特に前かがみやひねる動きで痛い場合は、無理に伸ばさないようにしましょう。

2 腰を強く揉む

ぎっくり腰直後は、腰まわりが防御反応で強く緊張していることがあります。
この時期に強く揉むと、筋肉がさらに反応して痛みが増える場合があります。

痛い場所を押せば良くなるとは限りません。

3 長風呂でしっかり温める

慢性的な腰の重だるさであれば温めて楽になることもあります。
しかし、ぎっくり腰直後でズキズキ痛む、動くと強く痛い場合は、温めすぎることで痛みが増えることがあります。

4 完全に寝たきりになる

痛みが強い時は安静も必要です。
ただし、何日もまったく動かないと、腰まわりがさらに固まりやすくなります。

大切なのは、無理に動くことではなく、痛みが強くならない範囲で少しずつ動くことです。

ぎっくり腰直後の過ごし方

まずは腰に負担が少ない姿勢を探しましょう。

・横向きで膝を軽く曲げる
・仰向けで膝の下にクッションを入れる
・起き上がる時は一度横向きになる
・立つ時は手で支えながらゆっくり立つ
・長時間同じ姿勢で固まらない

このあたりを意識すると、腰への負担を減らしやすくなります。

当院の考え方

当院ではぎっくり腰に対して、痛みの強さや動ける範囲を確認しながら施術を行います。

特に、

・どの動きで痛いか
・骨盤の傾き
・股関節の硬さ
・お尻、太もも裏の緊張
・背中や肋骨の硬さ
・立ち方、座り方のクセ

を確認し、腰に負担が集まりすぎない状態を目指します。

痛みが強い時期は、無理に強い刺激を入れるのではなく、まず悪化させないことを優先します。
そのうえで、動ける範囲を少しずつ広げ、再発しにくい体づくりにつなげます。

今日からできるセルフケア

痛みが強い時は無理をしないでください。

1 楽な姿勢を取る
横向きで膝を曲げる、仰向けで膝下にクッションを入れるなど、腰が楽な姿勢を探しましょう。

2 起き上がりは横向きから
仰向けから一気に起きると腰に負担がかかります。
一度横向きになり、手で支えながら起き上がりましょう。

3 痛くない範囲で小さく動く
痛みが少し落ち着いたら、膝を左右に小さく倒すなど、無理のない範囲で動かしましょう。

受診の目安

足のしびれや脱力が強い、つま先が上がらない、排尿・排便の異常、発熱、転倒や事故後の痛み、安静にしていても強い痛みがある場合は、医療機関での評価をおすすめします。

まとめ

ぎっくり腰直後は、強いストレッチ、揉みすぎ、温めすぎ、無理な動きは避けた方が安全です。

大切なのは、痛みを悪化させない姿勢を取りながら、動ける範囲を少しずつ広げることです。

ぎっくり腰を早く落ち着かせたい方、何度も繰り返している方は、早めに体の状態を確認してみませんか?

ぎっくり腰について詳しくはこちら

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