「肩がいつも重だるい」
「首から肩にかけて常に張っている」
「マッサージをしてもすぐ戻る」
「気づくと肩に力が入っている」
「深呼吸がしづらい」
「デスクワーク中、息が浅くなっている気がする」
このような肩こりでお悩みではありませんか?
肩こりというと、肩の筋肉が硬いことだけが原因と思われがちです。
しかし、なかなか改善しない肩こりには「呼吸の浅さ」が関係していることがあります。
結論から言うと、呼吸が浅い人ほど首や肩の筋肉を使いすぎて、肩こりが慢性化しやすくなります。
肩こりとは?
肩こりは、首から肩、背中にかけての筋肉が緊張し、重だるさや張り感、痛みを感じる状態です。
症状としては、
・肩が重い
・首から肩が張る
・肩甲骨の内側がつらい
・頭痛や目の疲れが出る
・腕までだるく感じる
・集中力が続かない
などがあります。
一時的な疲れであれば休息で軽くなることもありますが、慢性化すると仕事や睡眠にも影響しやすくなります。
なぜ呼吸が浅いと肩こりになるのか?
本来、呼吸は横隔膜や肋骨まわりがしっかり動くことで行われます。
しかし、長時間のデスクワークやスマホ姿勢が続くと、背中が丸まり、肋骨が動きにくくなります。
肋骨が動かないと、呼吸が浅くなりやすくなります。
すると体は、首や肩まわりの筋肉を使って無理に呼吸を助けようとします。
その結果、
呼吸が浅い
↓
首・肩の筋肉で呼吸を助ける
↓
肩が常に力む
↓
血流が悪くなる
↓
肩こりが戻りやすくなる
という流れが起こります。
つまり、肩こりは「肩を使いすぎている」のではなく、「呼吸をするために肩が頑張りすぎている」こともあるのです。
こんな方は呼吸タイプの肩こりかもしれません
次のような方は、肩こりに呼吸の浅さが関係している可能性があります。
・デスクワークが長い
・猫背や巻き肩になりやすい
・深呼吸をすると胸が広がりにくい
・肩が上がったままになっている
・ストレスを感じると首肩が固まる
・寝ても疲れが取れにくい
・肩こりと頭痛がセットで出る
当てはまる方は、肩だけを揉むよりも、背中や肋骨、呼吸の状態を整えることが大切です。
病院や一般的な整骨院での対処
病院では、湿布や痛み止め、筋肉をゆるめる薬などが処方されることがあります。
整骨院や整体院では、電気治療やマッサージ、温熱療法などが一般的です。
これらで一時的に楽になることもあります。
しかし、
「その日は楽だけど翌日には戻る」
「肩を揉んでも奥の重さが取れない」
「夕方になるとまた肩が固まる」
という方は、肩に負担が集まる原因が残っている可能性があります。
肩だけをほぐしても、呼吸が浅く、首や肩が常に力む状態が続いていれば、肩こりは戻りやすくなります。
当院の考え方|肩だけでなく「肋骨・背中・呼吸」まで確認します
当院では肩こりに対して、痛みや張りが出ている肩だけでなく、体全体の状態を確認します。
特に、
・頭の位置
・猫背、巻き肩の状態
・肩甲骨の動き
・背中(胸椎)の硬さ
・肋骨の動き
・呼吸の浅さ
・首や顎まわりの緊張
を見ながら、肩に負担が集まりにくい状態を目指します。
肩を揉むだけではなく、肋骨や背中が動きやすい状態を作ることで、呼吸がしやすくなり、首や肩が頑張りすぎない体づくりにつながります。
今日からできる肩こりセルフケア
痛みが強い時は無理をしないでください。
1 吐く息を長くする
鼻から軽く吸い、口からゆっくり吐きます。
吸うことよりも、吐く息を長くすることを意識しましょう。
2 胸を開く呼吸
背すじを軽く伸ばし、胸を広げるように呼吸します。
肩を上げずに、肋骨が広がるイメージで行います。
3 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
10回ほど行うと、肩の力みに気づきやすくなります。
受診の目安
次のような症状がある場合は、医療機関での評価もおすすめです。
・腕や手のしびれ、脱力がある
・強い頭痛や吐き気を伴う
・胸の痛みや息苦しさがある
・発熱を伴う
・事故や転倒後から痛い
・痛みが急激に悪化している
まとめ
肩こりは、肩の筋肉だけが原因とは限りません。
呼吸が浅くなることで、首や肩の筋肉が呼吸を助けようと働きすぎ、肩こりが慢性化することがあります。
特にデスクワークやスマホ姿勢が多い方は、猫背や巻き肩で肋骨が動きにくくなり、呼吸が浅くなりやすいです。
マッサージをしてもすぐ戻る肩こりは、肩だけでなく背中・肋骨・呼吸まで含めて見直すことが大切です。
慢性的な肩こりにお悩みの方は、肩が頑張りすぎている原因を一度確認してみませんか?
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