原因は肩だけではないかもしれません

「肩がいつも重だるい」
「首から肩にかけて常に張っている」
「マッサージをしてもすぐ戻る」
「夕方になると肩こりが強くなる」
「頭痛や目の疲れも出やすい」

このような肩こりでお悩みではありませんか?

肩こりは、肩の筋肉が硬いことだけが原因と思われがちです。
しかし、慢性的に繰り返す肩こりは、肩そのものではなく「肩甲骨の動き」や「呼吸の浅さ」が関係していることがあります。

肩こりとは?

肩こりは、首から肩、背中にかけての筋肉が緊張し、重だるさや張り感、痛みを感じる状態です。

症状として多いのは、

・肩が重い
・首から肩が張る
・肩甲骨の内側がつらい
・頭痛や目の疲れが出る
・腕までだるく感じる
・集中力が続かない

などです。

一時的な疲れであれば休息で軽くなることもありますが、慢性化すると仕事や睡眠にも影響しやすくなります。

なぜ肩こりは繰り返すのか?

デスクワークやスマホ時間が長い方は、頭が前に出て背中が丸まりやすくなります。
この姿勢が続くと、肩甲骨が外側に開き、首や肩の筋肉が常に引っ張られた状態になります。

さらに背中や肋骨が硬くなると、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると、本来は横隔膜や肋骨で行う呼吸を、首や肩の筋肉で助けようとします。

その結果、

猫背・巻き肩になる

肩甲骨が動きにくくなる

呼吸が浅くなる

首や肩の筋肉が働きすぎる

肩こりが戻りやすくなる

という流れが起こります。

つまり肩こりは、「肩を使いすぎている」のではなく、「肩が頑張らざるを得ない状態」になっていることが多いのです。

病院や一般的な対処

病院では、湿布や痛み止め、筋肉をゆるめる薬などが処方されることがあります。
整骨院や整体院では、電気治療やマッサージ、温熱療法などが一般的です。

これらで一時的に楽になることもあります。

しかし、

「その日は楽だけど翌日には戻る」
「肩を揉んでも奥の重さが取れない」
「仕事終わりになると毎回つらい」

という方は、肩に負担が集まる原因が残っている可能性があります。

当院の考え方

当院では肩こりに対して、痛みや張りが出ている肩だけでなく、体全体の状態を確認します。

特に、

・頭の位置
・首の動き
・肩甲骨の位置と動き
・背中(胸椎)の硬さ
・肋骨の動き
・呼吸の浅さ
・腕や前腕の緊張

を見ながら、肩に負担が集まりにくい状態を目指します。

肩を揉むだけではなく、肩甲骨や背中、肋骨が動きやすい状態を作ることで、首や肩が頑張りすぎない体づくりにつながります。

今日からできる肩こりセルフケア

痛みが強い時は無理をしないでください。

1 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
10回ほど行うと、肩の力みに気づきやすくなります。

2 吐く息を長くする
鼻から軽く吸い、口からゆっくり吐きます。
吸うことよりも、吐く息を長くすることを意識しましょう。

3 1時間に1回、腕を後ろに引く
デスクワーク中は腕が前に出続けます。
肘を軽く後ろに引き、肩甲骨を動かしましょう。

受診の目安

腕や手のしびれ、脱力がある、強い頭痛や吐き気を伴う、胸の痛みや息苦しさがある、発熱を伴う、事故や転倒後から痛い場合は、医療機関での評価をおすすめします。

まとめ

肩こりは、肩だけを揉めば改善するとは限りません。

頭の位置、猫背、巻き肩、肩甲骨の動きの悪さ、呼吸の浅さなどが重なることで、肩に負担が集中しやすくなります。

マッサージをしてもすぐ戻る肩こりは、肩だけでなく首・肩甲骨・背中・呼吸まで含めて見直すことが大切です。

慢性的な肩こりにお悩みの方は、肩が頑張りすぎている原因を一度確認してみませんか?

肩こりについて詳しくはこちら

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