「マウスを使っていると肘の外側が痛くなる」
「クリック操作が続くと前腕がパンパンになる」
「仕事の後半になるほど肘が重だるい」
「ペットボトルを持つと肘に響く」
「休みの日は楽なのに、仕事をするとまた痛い」
このような肘の痛みでお悩みではありませんか?
肘の外側に痛みが出る場合、テニス肘と呼ばれる状態が関係していることがあります。
テニス肘は正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれますが、テニスをしている方だけに起こるものではありません。
パソコン作業やマウス操作を長時間行うデスクワークの方にもみられることがあります。
テニス肘とは?
テニス肘は、手首や指を動かす前腕の筋肉・腱に繰り返し負担がかかり、肘の外側に痛みが出る状態です。
症状として多いのは、
・物を持ち上げると痛い
・ペットボトルを持つと痛い
・タオルを絞ると痛い
・マウス操作で前腕が張る
・手首を反らすと肘に響く
・指を使う作業が続くと痛い
などです。
安静にしている時は比較的楽でも、腕を使い始めると痛みが出る方も少なくありません。
なぜマウス操作で肘が痛くなるのか?
マウス操作では、手首をほとんど動かしていないように感じるかもしれません。
しかし実際には、クリックしたりカーソルを動かしたりするために、指や手首、前腕の筋肉が細かく働き続けています。
さらに、マウスを操作する時は手首を少し反らした状態で固定している方も多くいます。
この状態が続くと、
長時間マウスを使う
↓
手首を固定した状態が続く
↓
前腕の筋肉が緊張する
↓
肘の外側の腱に負担が集まる
↓
肘の痛みにつながる
という流れが起こることがあります。
つまり、痛い場所は肘でも、実際には手首や前腕の使い方が関係していることがあります。
肩が前に入る姿勢も関係します
デスクワークでは、腕を前に出した状態が長く続きます。
さらに、パソコン画面を見るために頭が前へ出て、背中が丸くなると、肩も前に入りやすくなります。
肩甲骨が動きにくい状態になると、本来は肩で分散できる負担を、肘や手首で補いやすくなります。
特に、
・猫背になりやすい
・巻き肩が気になる
・肩こりも強い
・机と椅子の高さが合っていない
・マウスを体から遠い位置で使っている
・前腕を浮かせたまま操作している
このような方は、肘だけでなく肩甲骨や姿勢まで確認することが大切です。
休むと楽なのに仕事をすると戻る理由
テニス肘では、「休日は少し楽だけど、仕事をするとまた痛くなる」という方もいます。
これは、休むことで前腕への負担が減る一方、仕事を再開すると同じ使い方を繰り返すためです。
肘だけを休ませても、
・手首を反らしたまま使う
・前腕に力が入っている
・マウスを強く握る
・肩が前に出ている
・肩甲骨が動いていない
といった状態が変わらなければ、再び肘へ負担が集まりやすくなります。
「休めば治る」だけではなく、「どう使っているか」を見直すことも大切です。
病院や一般的な対処
テニス肘に対しては、安静、湿布、痛み止め、サポーター、リハビリ、注射などが行われることがあります。
もちろん、それで痛みが落ち着く方もいます。
しかし、
「マウスを使うとまた痛い」
「肘を揉んでも戻る」
「前腕がいつも張っている」
「仕事を休めないので治りにくい」
という方は、肘だけでなく、前腕・手首・肩甲骨・デスク環境まで見直すことが大切です。
当院の考え方
当院ではテニス肘に対して、痛みが出ている肘だけを見るのではなく、なぜ肘の外側に負担が集まっているのかを確認します。
特に、
・痛みが出る動作
・手首の動き
・前腕の緊張
・指の使い方
・握る力
・肩甲骨の位置と動き
・猫背、巻き肩
・デスクワーク中の姿勢
などを確認します。
肘だけを強く揉むのではなく、手首・前腕・肩甲骨まで含めて整え、肘へ負担が集中しにくい状態を目指します。
今日からできるセルフケア
痛みが強い場合は無理をしないでください。
1 マウスを体に近づける
腕を前へ伸ばしたまま使うと負担が増えやすくなります。
できるだけ肘を体の近くに置きましょう。
2 握る力を抜く
マウスを強く握り続けていないか確認してみましょう。
必要以上に力を入れないことが大切です。
3 前腕を休ませる
長時間作業が続く場合は、定期的に手をマウスから離し、指を軽くグーパーして前腕を休ませましょう。
受診の目安
強い腫れや熱感がある、外傷後から痛い、手のしびれや脱力がある、物を頻繁に落とす、安静時にも強く痛む場合は、医療機関での評価をおすすめします。
まとめ
デスクワークで起こるテニス肘は、肘だけが原因とは限りません。
長時間のマウス操作、手首を固定するクセ、前腕の緊張、猫背や巻き肩、肩甲骨の動きの悪さが重なることで、肘の外側に負担が集中しやすくなります。
休むと楽になるのに仕事をすると痛みが戻る方は、肘だけでなく、手首・前腕・肩甲骨・仕事中の姿勢まで含めて見直すことが大切です。
茅場町周辺でデスクワークによる肘の痛みにお悩みの方は、一度体全体の状態を確認してみませんか?
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