朝起きたら首が痛い

「朝起きたら首が痛くて動かせない」
「左右を向くと首がズキッとする」
「寝返りをするだけで首がつらい」
「寒くなってから寝違えやすくなった」
「首だけでなく肩や背中まで張っている」

このような寝違えでお悩みではありませんか?

寝違えは、寝相や枕が合わなかったことだけが原因と思われがちです。
しかし実際には、寝る前から首や肩、背中に緊張がたまっていたり、冷えによって筋肉が硬くなっていたりすることが関係している場合があります。

特に気温が下がる時期や、冷房で首肩が冷えた後は、朝起きた時に首が動かしにくくなる方も少なくありません。

寝違えとは?

寝違えとは、起床時に首や肩まわりに痛みが出て、首を動かしにくくなる状態です。

症状として多いのは、

・首を左右に向けない
・上や下を向くと痛い
・首から肩にかけて張る
・肩甲骨の内側まで痛い
・寝返りや起き上がりがつらい
・痛みで仕事や運転に支障が出る

などです。

軽い寝違えであれば数日で落ち着くこともありますが、繰り返す場合は、首に負担が集まりやすい状態が残っている可能性があります。

なぜ寒い時期に寝違えやすいのか?

寒さや冷えがあると、体は熱を逃がさないように無意識に力が入りやすくなります。
肩をすくめる、背中を丸める、首を縮めるような姿勢が続くと、首肩まわりの筋肉が硬くなりやすいです。

また、寝ている間に首や肩が冷えると、筋肉の血流が悪くなり、朝起きた時に首が固まったように感じることがあります。

その結果、

首肩が冷える
↓
肩をすくめるように力が入る
↓
首肩の筋肉が硬くなる
↓
寝ている間も緊張が抜けにくい
↓
朝起きた時に寝違えが起こる

という流れが起こることがあります。

つまり、寝違えは「寝方が悪かったから」だけではなく、冷えや前日までの首肩の緊張が関係している場合があります。

デスクワークやスマホ姿勢も関係します

寝違えを繰り返す方は、日中の姿勢も影響していることがあります。

デスクワークやスマホ時間が長くなると、頭が前に出て、背中が丸まりやすくなります。
この姿勢では、首や肩の筋肉が常に頭を支える状態になり、疲労がたまりやすくなります。

さらに、猫背や巻き肩が続くと、肩甲骨や背中が動きにくくなります。
肩甲骨や背中が硬い状態では、首だけで頭を支える負担が増え、寝ている間も首の力が抜けにくくなります。

特に、

・長時間パソコンを見る
・スマホを下向きで見る時間が長い
・肩がすくみやすい
・首元が冷えやすい
・寝る前までスマホを見ている
・肩こりや首こりが慢性的にある

このような方は、寝違えを起こしやすい状態かもしれません。

寝違えた直後に注意したいこと

寝違えた直後は、痛い方向へ無理に動かさないことが大切です。

早く動かしたいと思って、首をグイグイ回したり、強く揉んだり、痛みを我慢してストレッチをしたりすると、かえって痛みが強くなることがあります。

特に、

・痛い方向に首を無理に回す
・首を強く揉む
・ボキボキ鳴らす
・痛みを我慢して伸ばす
・長時間同じ姿勢で仕事を続ける

このような行動は注意が必要です。

まずは痛みが出にくい姿勢で過ごし、首に強い刺激を入れすぎないようにしましょう。

病院や一般的な対処

病院では、湿布や痛み止め、筋肉をゆるめる薬などが処方されることがあります。
整骨院や整体院では、電気治療、温熱療法、マッサージなどが行われることもあります。

もちろん、それで痛みが落ち着く方もいます。

しかし、

「寝違えを何度も繰り返す」
「首を揉んでもすぐ戻る」
「肩こりや背中の張りも強い」
「寒くなると首が固まりやすい」

という方は、首だけでなく、首に負担が集まる原因を見直すことが大切です。

当院の考え方

当院では寝違えに対して、痛みが出ている首だけを見るのではなく、なぜ首に負担が集まっているのかを確認します。

特に、

・首の動き
・頭の位置
・肩甲骨の動き
・背中の丸まり
・猫背、巻き肩の状態
・肋骨や呼吸の浅さ
・首肩の冷えや緊張
・デスクワーク中の姿勢

を見ながら、首だけに負担が集中しにくい状態を目指します。

首を強く揉むだけではなく、肩甲骨・背中・肋骨・姿勢まで含めて整えることで、寝違えを繰り返しにくい体づくりにつなげていきます。

今日からできる寝違えセルフケア

痛みが強い時は無理をしないでください。

1 首元を冷やさない
寝る時やデスクワーク中に首肩が冷えないようにしましょう。
冷えやすい方は、首元を軽く温めるのもおすすめです。

2 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
首肩まわりの力みをやさしく抜きましょう。

3 寝る前に背中を伸ばす
寝る直前まで下を向いてスマホを見ると、首が緊張しやすくなります。
寝る前に一度背中を伸ばし、首肩の力を抜きましょう。

受診の目安

腕や手のしびれが強い、力が入りにくい、強い頭痛や吐き気を伴う、発熱がある、転倒や事故の後から痛い、安静にしていても痛みが強い場合は、医療機関での評価をおすすめします。

まとめ

寝違えは、寝相や枕だけが原因とは限りません。

寒さや冷え、日中のデスクワーク姿勢、首肩の緊張、肩甲骨や背中の硬さが重なることで、寝ている間も首の力が抜けにくくなり、朝の痛みにつながることがあります。

寝違えを繰り返す方は、首だけでなく肩甲骨・背中・姿勢・冷えまで含めて見直すことが大切です。

朝起きた時の首の痛みや、繰り返す寝違えでお悩みの方は、一度体全体のバランスを確認してみませんか?

寝違えについて詳しくはこちら

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