寝違えは「寝相」だけが原因ではありません

「朝起きたら首が回らない」
「振り返るとズキッと痛い」
「寝返りのたびに首が痛い」
「何度も同じ場所を寝違える」
「首から肩までガチガチに固まっている」

このような症状でお悩みではありませんか?

寝違えは、朝起きた時に突然起こったように感じます。
しかし実際には、前日までの首こりや肩こり、姿勢のクセ、冷え、疲労が積み重なって起こることがあります。

結論から言うと、寝違えは「寝相が悪かったから」だけではありません。

寝違えとは?

寝違えは、首まわりの筋肉や関節に負担がかかり、首を動かす時に痛みが出る状態です。

症状として多いのは、

・首を左右に向けない
・上や下を向くと痛い
・振り返る動作でズキッとする
・首から肩、肩甲骨まわりまで張る
・寝返りや起き上がりで痛い

などです。

軽い寝違えであれば数日で落ち着くこともありますが、痛みが強い場合や繰り返す場合は、首に負担が集まりやすい体の状態が残っている可能性があります。

なぜ寝違えは起こるのか?

寝違えは、寝ている時の姿勢だけで起こるわけではありません。

特に多い原因として、

・長時間のスマホやパソコン作業
・猫背や巻き肩
・首の後ろの冷え
・肩が上がったまま力が抜けない
・呼吸が浅く、体が緊張している
・噛みしめ癖がある
・疲労や睡眠不足

などがあります。

このような状態が続くと、寝る前から首まわりが固まった状態になります。
そのまま寝ることで、睡眠中に首がうまく回復できず、朝起きた時に痛みや動かしにくさとして出やすくなります。

つまり、寝違えは「寝ている間に起きたトラブル」というより、寝る前から首が限界に近い状態だった可能性があります。

病院や一般的な整骨院での対処

病院では、湿布や痛み止め、温熱療法などで痛みを抑えることが一般的です。
整骨院や整体院では、電気治療や首肩まわりの施術を行うことがあります。

軽い症状であれば、これらで落ち着くこともあります。

しかし、

「毎回同じところを寝違える」
「数日経っても痛みが残る」
「首こりや肩こりも強い」
「マッサージをしてもまた繰り返す」

という方は、首だけを見ても戻ってしまうことがあります。

当院の考え方|首だけでなく肩甲骨・背中・呼吸まで確認します

当院では寝違えに対して、痛みが出ている首だけではなく、首に負担が集まる原因を確認します。

特に、

・頭の位置
・首の動き
・肩甲骨の位置と動き
・背中(胸椎)の硬さ
・肋骨の動き、呼吸の浅さ
・噛みしめによる顎まわりの緊張
・日常姿勢のクセ

を見ながら、首が頑張りすぎない状態を目指します。

首を揉むだけではなく、肩甲骨や背中が動きやすい状態を作ることで、寝ている間に首が回復しやすい体づくりにつながります。

寝違え直後に気をつけたいこと

寝違え直後は、痛い方向に無理に動かさないことが大切です。

「固まっているから伸ばした方がいい」と思い、首をグイグイ回したり、強くストレッチしたりすると、痛みが悪化することがあります。

また、痛い場所を強く揉みすぎるのも注意が必要です。
痛みが強い時期は、首まわりが防御反応で緊張していることが多いため、強い刺激でかえってつらくなる場合があります。

まずは痛みが強くならない範囲で、首に負担をかけないように過ごしましょう。

今日からできる寝違えセルフケア

痛みが強い時は無理をしないでください。

1 首の後ろを温める
蒸しタオルで首の付け根から肩にかけて温めます。
冷えや緊張がゆるむと、動かしやすくなることがあります。

2 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
首を直接動かさず、肩まわりから緊張を抜きましょう。

3 吐く息を長くする
鼻から軽く吸い、口からゆっくり吐きます。
呼吸を整えることで、首肩の力みが抜けやすくなります。

受診の目安

次のような症状がある場合は、医療機関での評価をおすすめします。

・腕や手のしびれ、脱力がある
・強い頭痛や吐き気を伴う
・発熱がある
・事故や転倒後から痛い
・夜も眠れないほど痛い
・痛みが急激に悪化している

まとめ

寝違えは、寝相だけが原因とは限りません。
前日までの首こり、肩こり、猫背、冷え、呼吸の浅さ、噛みしめなどが積み重なることで、朝の首の痛みにつながることがあります。

繰り返す寝違えは、首だけでなく肩甲骨・背中・呼吸まで含めて整えることが大切です。

朝起きた時の首の痛みを繰り返している方は、首に負担が集まる原因を一度見直してみませんか?

寝違えについて詳しくはこちら

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