「肩甲骨の内側がズーンと痛い」
「背中の片側だけ張っている」
「デスクワーク中に背中が重くなる」
「首や肩こりも一緒につらい」
「マッサージをしてもすぐ戻る」
このような背中の痛みでお悩みではありませんか?
背中の痛みは、背中の筋肉だけが硬くなって起こると思われがちです。
しかし、肩甲骨の内側に出る痛みや張りは、背中だけでなく首の位置、肩甲骨の動き、姿勢の崩れが関係していることがあります。
背中の痛みとは?
背中は、首・肩・腰をつなぐ大切な場所です。
姿勢を支えるだけでなく、腕を動かす時や呼吸をする時にも働いています。
症状として多いのは、
・肩甲骨の内側が痛い
・背中が重だるい
・首や肩まで張る
・デスクワークで悪化する
・深呼吸をすると背中がつっぱる
・片側だけ痛みや張りが出る
などです。
一時的な疲労であれば休息や入浴で楽になることもありますが、繰り返す場合は背中に負担が集まりやすい体の使い方が残っている可能性があります。
なぜ肩甲骨の内側が痛くなるのか?
肩甲骨の内側には、首や背中、肩甲骨を支える筋肉が集まっています。
デスクワークやスマホ時間が長くなると、頭が前に出て、背中が丸まりやすくなります。
この姿勢では、首や肩の筋肉が常に頭を支え、肩甲骨の内側に負担がかかりやすくなります。
さらに、猫背や巻き肩が続くと、肩甲骨が外側に開いたまま動きにくくなります。
肩甲骨が動かない状態では、背中の筋肉が引っ張られ続け、痛みや重だるさにつながることがあります。
その結果、
長時間のデスクワーク
↓
頭が前に出る
↓
背中が丸くなる
↓
肩甲骨が外側に開く
↓
肩甲骨の内側が引っ張られる
↓
背中の痛みや張りにつながる
という流れが起こることがあります。
つまり、痛みは背中に出ていても、原因は首の位置や姿勢、肩甲骨の動きに隠れている場合があります。
首こりや肩こりも関係します
肩甲骨の内側が痛い方は、首こりや肩こりを一緒に感じていることも多いです。
首の動きが悪くなると、肩甲骨まわりの筋肉が代わりに頑張りやすくなります。
反対に、肩甲骨が動きにくいと、首や肩に負担が戻ってしまいます。
特に、
・首を左右に向けにくい
・肩甲骨の内側が常に張る
・目の疲れや頭痛がある
・呼吸が浅い
・猫背や巻き肩になりやすい
・マウス操作やスマホ時間が長い
このような方は、背中だけを揉んでも症状が戻りやすい状態かもしれません。
背中の痛みを改善するには、首・肩・肩甲骨・背中をまとめて見直すことが大切です。
病院や一般的な対処
病院では、湿布や痛み止め、筋肉をゆるめる薬、必要に応じて検査などが行われることがあります。
整骨院や整体院では、電気治療、マッサージ、温熱療法などが行われることもあります。
もちろん、それで楽になる方もいます。
しかし、
「背中を揉んでもすぐ戻る」
「仕事をするとまた痛くなる」
「肩甲骨の奥の痛みが取れない」
「首や肩こりも一緒につらい」
という方は、背中だけでなく、背中に負担が集まる原因を見直す必要があります。
当院の考え方
当院では背中の痛みに対して、痛みが出ている背中だけを見るのではなく、なぜ肩甲骨の内側に負担が集まっているのかを確認します。
特に、
・頭の位置
・首の動き
・肩甲骨の位置と動き
・猫背、巻き肩の状態
・背中の丸まり
・肋骨の硬さ
・呼吸の浅さ
・デスクワーク中の姿勢
を見ながら、背中だけに負担が集中しにくい状態を目指します。
背中だけを強く揉むのではなく、首・肩甲骨・肋骨・姿勢まで含めて整えることで、肩甲骨の内側に負担がかかりにくい体づくりにつなげていきます。
今日からできる背中のセルフケア
痛みが強い時は無理をしないでください。
1 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
首肩まわりの力みを抜きやすくなります。
2 肘を軽く後ろに引く
デスクワーク中は肩が前に入りやすくなります。
肘を軽く後ろに引き、胸を開くように動かしましょう。
3 1時間に1回立ち上がる
座りっぱなしが続くと背中が丸まりやすくなります。
短時間でも立ち上がり、背中を伸ばすことが大切です。
受診の目安
安静にしていても強く痛む、夜間痛がある、発熱や息苦しさを伴う、胸の痛みがある、外傷後から痛い、腕や手のしびれ・脱力がある場合は、医療機関での評価をおすすめします。
まとめ
肩甲骨の内側に出る背中の痛みは、背中だけが原因とは限りません。
長時間のデスクワーク、頭が前に出る姿勢、猫背や巻き肩、肩甲骨の動きの悪さ、首肩の緊張が重なることで、背中に負担が集中しやすくなります。
背中を揉んでも繰り返す痛みは、背中だけでなく首・肩甲骨・肋骨・姿勢まで含めて見直すことが大切です。
肩甲骨の内側の痛みや、デスクワーク後の背中の張りでお悩みの方は、一度体全体のバランスを確認してみませんか?
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