「朝はそれほど気にならないのに夕方になると背中が痛い」
「仕事の後半になると肩甲骨の間が重くなる」
「長時間座っていると背中がガチガチになる」
「背中を伸ばすと少し楽になる」
「マッサージをしても仕事をするとまた戻る」
このような背中の痛みでお悩みではありませんか?
夕方になるほど強くなる背中の痛みは、単純に背中の筋肉が硬いだけとは限りません。
長時間のデスクワークによって姿勢が崩れ、肩甲骨や肋骨、背骨の動きが少なくなることで、背中の一部分に負担が集中していることがあります。
なぜ夕方になると背中が痛くなるのか?
デスクワークでは、仕事を始めた直後は姿勢を保てていても、時間が経つにつれて少しずつ姿勢が崩れやすくなります。
疲れてくると、
・頭が前に出る
・背中が丸くなる
・肩が前に入る
・骨盤が後ろに倒れる
・肩甲骨が外側に開く
といった姿勢になりやすくなります。
この状態が何時間も続くと、背中の筋肉は常に引っ張られた状態になります。
その結果、
長時間座る
↓
背中が丸くなる
↓
肩甲骨が動きにくくなる
↓
背中の筋肉が緊張する
↓
夕方になるほど痛みや重だるさが強くなる
ということがあります。
つまり、夕方の背中の痛みは、その瞬間に突然起きているのではなく、朝から積み重なった負担が表面に出ている可能性があります。
肩甲骨が動かないと背中に負担がかかります
肩甲骨は、腕を動かすたびに背中の上を滑るように動いています。
しかし、パソコン作業では腕を前に出した姿勢が長く続くため、肩甲骨が外側に開いたまま固まりやすくなります。
特に、
・マウス操作が多い
・ノートパソコンを長時間使う
・スマホを見る時間が長い
・巻き肩が気になる
・肩こりも一緒にある
という方は、肩甲骨まわりの動きが小さくなっていることがあります。
肩甲骨が動かない分、肩甲骨の内側や背骨まわりの筋肉が頑張り続け、背中の痛みにつながることがあります。
呼吸の浅さも関係します
背中が丸くなった姿勢では、肋骨も動きにくくなります。
肋骨は呼吸をするたびに動きますが、猫背姿勢が続くと胸まわりが縮こまり、呼吸が浅くなりやすくなります。
呼吸が浅くなると、首や肩、背中の筋肉に力が入り続けることがあります。
「仕事中に気づくと息を止めている」
「深呼吸しても背中が広がらない」
「夕方になると首肩もつらい」
という方は、背中だけでなく呼吸や肋骨の動きも確認することが大切です。
背中だけを揉んでも戻りやすい理由
背中がつらいと、痛いところを強く揉みたくなる方も多いと思います。
もちろん、一時的に楽になることはあります。
しかし、
・頭が前に出ている
・肩甲骨が動きにくい
・背中が丸まっている
・肋骨が硬い
・骨盤が後ろに倒れている
といった状態が変わらなければ、仕事を再開した時にまた背中へ負担がかかります。
そのため、背中の痛みを繰り返す方は、「背中が硬いから揉む」だけではなく、なぜ背中へ負担が集中しているのかを見ることが大切です。
当院の考え方
当院では背中の痛みに対して、痛みが出ている場所だけを見るのではなく、体全体の動きや姿勢を確認します。
特に、
・頭の位置
・首の動き
・肩甲骨の位置と動き
・背中の丸まり
・肋骨の動き
・呼吸のしやすさ
・骨盤の傾き
・デスクワーク中の姿勢
などを確認します。
背中だけを強く揉むのではなく、首・肩甲骨・肋骨・骨盤まで含めて整え、背中だけに負担が集中しにくい状態を目指します。
今日からできるセルフケア
痛みが強い場合は無理をしないでください。
1 1時間に1回は立ち上がる
長時間座っていると、背中や肩甲骨が固まりやすくなります。短時間でも姿勢を変えましょう。
2 肘を軽く後ろに引く
デスクワークでは腕が前に出た状態が続きます。肘を軽く後ろへ引き、胸を開くように動かしてみましょう。
3 ゆっくり息を吐く
無理に大きく吸おうとせず、まずはゆっくり息を吐き、肩や背中の力を抜くことを意識しましょう。
受診の目安
安静にしていても強く痛む、夜間に痛みが強くなる、発熱や息苦しさ、胸の痛みを伴う、転倒や外傷後から痛い、腕や足のしびれ・脱力がある場合は、医療機関での評価をおすすめします。
まとめ
夕方になると強くなる背中の痛みは、背中だけが原因とは限りません。
長時間のデスクワークによって姿勢が崩れ、肩甲骨や肋骨の動きが少なくなることで、背中に負担が集中しやすくなります。
「朝は楽なのに夕方になると痛い」「マッサージをしても仕事をすると戻る」という方は、背中だけでなく肩甲骨・肋骨・骨盤・姿勢まで含めて見直すことが大切です。
茅場町周辺で、デスクワークによる背中の痛みや肩甲骨まわりの張りでお悩みの方は、一度体全体の状態を確認してみませんか?
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