痛みは減ったのに肩が上がらない

「最初の強い痛みは減ってきた」
「でも腕が最後まで上がらない」
「背中に手を回しにくい」
「服を着る時に肩が引っかかる」
「以前より動かせるけれど、左右差が大きい」

このような五十肩の症状でお悩みではありませんか?

五十肩では、痛みが強い時期を過ぎても、肩の動かしにくさだけが残ることがあります。

「痛くないからもう治った」と思っていても、肩関節や肩甲骨まわりの動きが十分に戻っていないと、腕を上げる・後ろに回すといった日常動作がしにくいままになることがあります。

五十肩とは?

五十肩は、肩関節のまわりに炎症や硬さが起こり、痛みや可動域の低下がみられる状態です。

症状として、

・腕を上げると痛い
・後ろに手を回せない
・服の脱ぎ着がしにくい
・髪を洗う動作がつらい
・夜に肩が痛む
・肩が固まった感じがする

などがあります。

症状の経過は人によって異なりますが、強い痛みが落ち着いた後も、肩の硬さが残ることがあります。

痛みが減っても肩が上がらない理由

痛みが強い時期は、無意識に肩をかばって動かさなくなります。

その状態が続くと、

肩を動かさない
↓
肩関節まわりが硬くなる
↓
肩甲骨の動きも小さくなる
↓
背中や肋骨も動きにくくなる
↓
痛みは減っても腕が上がらない

という状態につながることがあります。

つまり、痛みが軽くなったからといって、肩の動きまで完全に戻っているとは限りません。

肩関節だけを動かせばいいわけではありません

腕を上げる動作では、肩関節だけでなく肩甲骨・背中・肋骨も一緒に動きます。

しかし、肩が痛かった期間にかばうクセが続くと、肩甲骨が動きにくくなったり、体を傾けて腕を上げるような代償動作が出たりすることがあります。

特に、

・腕を上げる時に肩がすくむ
・体を横に傾けて腕を上げる
・左右で腕の高さが違う
・背中に手を回せない
・肩だけでなく背中も硬い

このような方は、肩関節だけでなく肩甲骨や背中の動きも確認することが大切です。

無理に伸ばせばいいわけではありません

「固まっているなら強く伸ばした方がいい」と考える方もいます。

しかし、痛みを我慢して無理に腕を引っ張ったり、勢いをつけて動かしたりすると、再び痛みが強くなることがあります。

大切なのは、痛みの状態を確認しながら、動かせる範囲を少しずつ広げていくことです。

特に、動かした後に強い痛みが残る場合は、やり過ぎの可能性があります。

病院や一般的な対処

五十肩では、湿布や痛み止め、注射、リハビリ、運動療法などが行われることがあります。

痛みが落ち着いた後は、状態に合わせて少しずつ動きを取り戻していくことが大切になります。

ただ、

「痛みは減ったのに腕が上がらない」
「リハビリをしているけれど動きが戻りにくい」
「肩を動かすと体まで傾いてしまう」
「肩甲骨や背中も硬い」

という方は、肩だけでなく体全体の動きを見直すことも大切です。

当院の考え方

当院では、五十肩の痛みだけでなく、どの動きが残っているのかを確認します。

特に、

・腕を上げる角度
・後ろに手を回す動作
・肩甲骨の位置と動き
・肩をすくめるクセ
・背中の丸まり
・肋骨の動き
・猫背、巻き肩
・左右差や代償動作

などを確認します。

肩だけを無理に動かすのではなく、肩甲骨・背中・肋骨まで含めて整えながら、日常生活で使いやすい状態を目指します。

今日からできるセルフケア

痛みが強い場合は無理をしないでください。

1 痛みのない範囲で腕を動かす
無理に上まで上げず、痛みが強くならない範囲で少しずつ動かしましょう。

2 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
肩甲骨まわりの余計な力を抜きやすくなります。

3 背中を丸めっぱなしにしない
デスクワークが長い方は、1時間に1回程度立ち上がり、胸や背中を軽く伸ばしましょう。

受診の目安

強い夜間痛が続く、再び痛みが急激に強くなった、腕や手にしびれや脱力がある、転倒や外傷後から痛い、発熱や強い腫れがある場合は、医療機関での評価をおすすめします。

まとめ

五十肩では、痛みが落ち着いてきても、肩の硬さや動かしにくさが残ることがあります。

痛みをかばっていた期間が長いほど、肩関節だけでなく肩甲骨・背中・肋骨まで動きにくくなっていることがあります。

「痛みは減ったけれど腕が上がらない」「背中に手を回せない」という方は、肩だけでなく体全体の動きを確認することが大切です。

茅場町周辺で五十肩による肩の硬さや腕の上げにくさでお悩みの方は、一度体全体の状態を確認してみませんか?

茅場町鍼灸マッサージ整骨院