腕が上がらない原因は、肩関節だけじゃないことがあります
「腕を上げるとズキッとする」
「背中に手が回らない」
「着替えや洗髪がつらい」
「夜、寝返りで痛くて目が覚める」
五十肩(肩関節周囲炎)で多い悩みです。
そしてよくあるのが、痛いのに腕を上げる練習を頑張ってしまうこと。
結論から言うと、五十肩は
肩だけ動かそうとすると長引くケースがあります。
肩は単体で動いていない
腕を上げる動きは、肩関節だけでなく
- 肩甲骨
- 背中(胸椎)
- 肋骨(胸郭)
- 首
が連動して初めてスムーズに行えます。
ところが五十肩の方は
猫背・巻き肩
↓
胸椎が丸まって固まる
↓
肋骨が動かず呼吸が浅い
↓
肩甲骨が滑らない
↓
肩関節に負担が集中
↓
痛い・上がらない
この流れになっていることが少なくありません。
つまり、肩だけを上げようとすると、痛いところに負担を集めてしまうのです。
こんな人は“胸郭ロック型”五十肩かもしれません
- 胸が開きにくい
- 深呼吸がしづらい
- 背中が丸まりやすい
- 肩こり・首こりも強い
- 肩甲骨の内側が張る
- 肩を動かすと背中まで突っ張る
当てはまる方は、肩より先に背中と肋骨を動かす方が安全に進みやすいです。
当院の考え方|肩だけでなく「胸郭→肩甲骨→肩関節」の順で整える
当院では五十肩に対して
- 肩関節の動き(痛みの出方)
- 肩甲骨の滑り
- 胸椎(背中)の硬さ
- 肋骨の動き(呼吸の浅さ)
- 猫背・巻き肩・頭の位置
まで確認し、肩に負担が集まる条件を減らします。
肩を無理に上げる前に、
“肩が動ける環境”を作るのがポイントです。
今日からできるセルフケア(2分)
※痛い角度に無理に上げるのは避けてください。
1 胸を開く呼吸(30秒)
吸うより吐く息を長く。肋骨を広げるイメージで。
2 タオル胸椎ストレッチ(30秒)
丸めたタオルを背中の下に置いて仰向けで30秒。
3 肩をすくめてストン(10回)
肩甲骨を下げて、肩の力みをリセット。
まとめ
- 五十肩は肩関節だけでなく、胸椎・肋骨・肩甲骨が固まっていると長引きやすい
- 腕を上げる練習を頑張る前に、背中と呼吸を整える方が安全なことが多い
- まずは胸郭を動かして、肩に負担が集中しない状態を作るのが近道
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