側弯症で背中や腰がつらい

「肩の高さが左右で違う」
「背中の片側だけ張りやすい」
「腰の片側だけ重だるい」
「姿勢が曲がっていると言われた」
「長時間座っていると背中や腰がつらい」

このようなお悩みはありませんか?

側弯症は、背骨が左右に曲がったり、ねじれを伴ったりする状態です。
学校検診などで指摘されることもあれば、大人になってから姿勢の左右差や背中・腰の違和感で気づく方もいます。

側弯症というと「背骨が曲がっていること」だけに注目されがちですが、実際には骨盤の傾き、肩甲骨の位置、筋肉の左右差、体の使い方も関係していることがあります。

側弯症とは?

側弯症とは、背骨が正面から見て左右に曲がっている状態をいいます。
背骨のカーブだけでなく、ねじれが加わることもあります。

症状として多いのは、

・肩の高さが左右で違う
・肩甲骨の出方に左右差がある
・肋骨や背中の盛り上がりが気になる
・腰のくびれに左右差がある
・背中や腰が片側だけ張る
・長時間座ると疲れやすい

などです。

軽度の場合は痛みが少ないこともありますが、背中や腰、首肩のこり、疲れやすさとして感じる方もいます。

側弯症で痛みや張りが出る理由

背骨に左右差やねじれがあると、体にかかる負担も左右で偏りやすくなります。

たとえば、骨盤が傾いている、片方の肩が上がりやすい、片側の背中だけ硬い、片足重心になりやすいといった状態が続くと、同じ場所に負担が集まりやすくなります。

その結果、

背骨や骨盤に左右差がある
↓
肩甲骨や肋骨の動きに差が出る
↓
片側の筋肉ばかり緊張する
↓
背中や腰に負担が集中する
↓
痛みや張り、疲れやすさにつながる

という流れが起こることがあります。

つまり、側弯症によるつらさは、背骨の曲がりそのものだけではなく、体の使い方や筋肉の左右差も関係している場合があります。

姿勢だけを意識しても戻りやすい理由

側弯症がある方は、「姿勢をまっすぐにしよう」と意識することが多いと思います。

もちろん、姿勢への意識は大切です。
しかし、背骨や骨盤、肩甲骨、肋骨まわりの動きに左右差がある状態で無理に姿勢を正そうとすると、かえって力が入り、背中や腰が疲れやすくなることがあります。

特に、

・片足重心が多い
・いつも同じ側でバッグを持つ
・座る時に体が傾きやすい
・足を組むクセがある
・片側の肩甲骨だけ張りやすい
・呼吸が浅くなりやすい

このような方は、姿勢を「気をつける」だけでなく、体の左右差や動き方を見直すことが大切です。

病院や一般的な対処

側弯症では、状態によって経過観察、装具療法、運動療法、リハビリなどが行われることがあります。
成長期で側弯が進行している場合や、角度が大きい場合は、専門医による確認が大切です。

大人の側弯症では、背中や腰の痛み、姿勢の崩れ、筋肉の張りに対して、湿布や痛み止め、リハビリ、運動指導などが行われることもあります。

もちろん、それで楽になる方もいます。

しかし、

「背中の片側だけ張る」
「腰痛や肩こりを繰り返す」
「姿勢を正そうとすると疲れる」
「マッサージをしてもすぐ戻る」
「長時間のデスクワークがつらい」

という方は、背骨だけでなく、骨盤・肩甲骨・肋骨・筋肉の左右差まで確認することが大切です。

当院の考え方

当院では側弯症に対して、背骨の曲がりだけを見るのではなく、体全体のバランスを確認します。

特に、

・肩の高さの左右差
・肩甲骨の位置と動き
・骨盤の傾き
・背中や腰の筋肉の左右差
・肋骨の動き
・呼吸の浅さ
・立ち方、座り方
・歩き方や重心のクセ

を見ながら、背中や腰に負担が集中しにくい状態を目指します。

背骨を無理にまっすぐにするというよりも、肩甲骨・肋骨・骨盤まわりの動きを整え、体が楽に支えられる状態をつくることを大切にしています。

今日からできる側弯症セルフケア

痛みが強い時は無理をしないでください。

1 片足重心を避ける
立っている時に片方の足だけへ体重をかけ続けないようにしましょう。
左右の足で床を踏む意識が大切です。

2 肩をすくめてストン
肩を耳に近づけるようにすくめ、力を抜いてストンと落とします。
肩甲骨まわりの力みを抜きやすくなります。

3 背中を丸めっぱなしにしない
デスクワーク中は背中が固まりやすくなります。
1時間に1回は立ち上がり、軽く背中を伸ばしましょう。

受診の目安

成長期で側弯を指摘された、背骨の曲がりが進行している、強い痛みが続く、足のしびれや脱力がある、歩きにくさがある、呼吸のしづらさを感じる場合は、医療機関での評価をおすすめします。

まとめ

側弯症は、背骨だけの問題とは限りません。

骨盤の傾き、肩甲骨の位置、肋骨の動き、筋肉の左右差、立ち方や座り方のクセが重なることで、背中や腰に負担が集中しやすくなります。

姿勢を正そうとしても疲れる、片側だけ張る、肩こりや腰痛を繰り返す方は、背骨だけでなく体全体のバランスを見直すことが大切です。

側弯症による背中の張りや腰痛、姿勢の左右差でお悩みの方は、一度体全体の状態を確認してみませんか?

茅場町鍼灸マッサージ整骨院